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 旅先で銀行に着目することってありますか? 長野県のトップバンクといえば、八十二銀行。ときどき旅人に、なんて読むんですか? なんて尋ねられますが、"はちじゅうに" とそのままです。

 八十二銀行は長野県の第十九銀行と六十三銀行 の合併により昭和6年に創立した銀行で、1166バックパッカーズの最寄りは、大門町支店です。銀行の方から教えていただきましたが、Wikipediaで八十二銀行を調べると、3枚の店舗の写真がでてきまして、本店、新潟の上越にある高田支店、そして大門町支店。それだけ注目の支店なんですね。

 ここに2枚の写真を掲載します。(ともに、善光寺表参道のWEBサイトよりお借りしました)。

 2枚の写真を見比べると建物が酷似。しかし別の建物です。下が現在の建物で、平成9年の新築。上は大正13年以来営業していた旧店舗。

 少し前に所用で八十二銀行大門町支店の小部屋に通していただいた際に、壁にかけてあった一枚の絵を拝見し、話そっちのけで見入ってしまいました。それは、数年前まで長野市善光寺門前で暮らし、活動していたスケッチジャーナリストのマコちゃんこと真子MAKO.pen&paper さんが、大門町支店が新築で建ってから20年を記念して2017年に描いたもの(ここではないどこかで、この絵を見ていたはず。写真だったっけ…と思ってマコちゃんに聞いたら、ちょうどマコちゃんがアトリエでこの原画を描いているときに、私が訪ねたらしい。てことで、完成品を見るのは初めて)。

 銀行の方もおっしゃっていたのですが、以前の建物で予算の都合で擬石が使われていた箇所も、新築を建てる際に本物の石に変えたそうで。マコちゃんの絵には稲田石とありました。古い建物から移設した螺旋階段や、外壁のトーチ、レリーフなど見て楽しい。八十二銀行のなかでも最も(?)お金のかかっている支店とおっしゃっていたような。観光の際にもぜひご注目を。

 余談の余談ですが、善光寺門前にはマコちゃんが残した絵がたくさんあります。探し歩いてみるのも面白いですよ。ではでは。

https://1166bp.com/

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