知ってもらうチャンネルを持つということ
Go To トラベルキャンペーンが始まって、価格がとても難しくなった。いや、我々が難しいと思うくらだから、泊まる方からしたら「謎」でしかないと思う。
「いったいGo To トラベルキャンペーンって何?」というのももちろんだけれども、概要がわかったところで、どうしたらお得なのか。答えに行き着くまでの道のりが長く険しい。
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(ちょっと長くなるので読み飛ばしていただいても)
例えば
Aゲストハウスのドミが3300円
Bホステルのドミが3500円
どっちが安いかというと、今までは当たり前のように3300円の方だった。
でも前者はGo To トラベルキャンペーンに参画していなくって、後者が参画しているとしたら、
Aゲストハウスのドミが3300円
Bホステルのドミが3500円 → 2275円
となって、後者の方が安くなる。
じゃぁ、両方がGo To トラベルキャンペーンに参画していたら?
Aゲストハウスのドミが3300円 → 2145円
Bホステルのドミが3500円 → 2275円
となって、そりゃ同じ割引率だから前者の方がお得でしょ!
となるんだけれども、これも間違いかもしれない。
地域共通クーポンの存在があるからだ。
(宿泊元値に15%かけた金額のクーポンが付与されるが、クーポンは1000円単位。500円未満はゼロになり、500円以上だと繰り上げて1000円となる)
Aゲストハウスのドミが3300円 → 2145円(クーポンなし)
Bホステルのドミが3500円 → 2275円(クーポン1000円分付与)
こうなって、結局後者の方が870円お得になる。
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このカラクリがあったために、1166バックパッカーズでは地域共通クーポンが始まったタイミングで3500円に価格を見直した。
こんなのは一例で、OTA経由によって他のクーポンが併用できたり、直予約ならではのプラン設定や割引があったり、うちの場合では、推し店プラチナチケットとかもある。だから、本当にややこしい。
もちろん各所からの割引などはありがたいし、これによって生きながらえている部分もある。
ただ、こういう状況になったときに、しっかり考えてゆかないといけないのは、価格を横に置いておいても「1166バックパッカーズに来たい」とか「正規の価格に戻ってもここに泊まろう」と思ってもらえるか。ただの「安かった宿」ではなくって「1166バックパッカーズという宿なんですよ」とちゃんと記憶してもらえるか。次に宿を探す時に名指して予約してもらえるか。
そこに注視しないでなんとなくでこの割引期間を営業してしまうと、あとで今以上に苦しい時期がやってくるんだろうな、って思っています。
飯室でした。
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