リノベーションという角度

長野市善光寺門前は「リノベーション」という角度から見たときに、面白い事例だという。ここに住み、場を営む身としては今やリノベーションというのがとても身近になりすぎているのですが、確かに客観的に見たとき(例えば自分の地元なんかと比べると)、味のある築50〜100年くらいの小さな民家がたくさん残り、かつそれが小さく店をやるには手頃なサイズでかつ手頃な価格で借りられるのは事実だ。

周りをよく見れば、電気やら水道やらその辺りのことに詳しそうなお兄さんが身近にいて、困ったときはすぐに相談に乗ってくださったり、自分でペンキを塗ったり壁を作ったりなんてやったことがなくても経験者たちが助言をしてくれる。そういう人間のライフランがいい具合に往来していて、私のような素人でもたくさんのひとの手を借りながら宿を開業できたわけだ。

そういった小さな個性的な店舗は、歩いているといい感覚でポツリポツリとある。都会ほどにお店がびっしり立ち並ぶでもなく、散歩しながら尋ねられるのが良い。

年の瀬ということもあり、いくつかのそういった個人店に年末のご挨拶をしてきました。長野市にいらっしゃった際は、小さな飲食店、雑貨屋、本屋、ギャラリーなど皆さんのご興味に合わせてご紹介させていただきますね。

飯室でした

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