子育てと、現場と、舵取りと
10日ほど家の人が不在ゆえに、シフトに入らずに3才の子供と一緒に過ごす日々が続いている。昼間は保育園に行っていると言えど、宿のシフトは早朝からお昼にかけてか、夕方から深夜にかけてなので、家の人の協力なくしてはシフトには入れないのだ。
今日はそんな飯室の1日を。
●4時半起床。子が寝ている間に家のことを。
●6時半 子がむくりと起きてくるので、朝の支度、朝食。
●8時すぎ 保育園に送る(その頃にスタッフから「宿開けてます〜」と連絡が入る。
●8時半 宿の様子を見にゆく
●9時 近所のコーヒー屋さんなどで事務仕事、買い出しなど
●12時 宿の様子を見にゆく
●13時 帰宅。昼食と家でしかできない事務仕事(今は確定申告)
●16時 保育園のお迎え(その頃にスタッフから「宿開けてます〜」と連絡が入る。)
以降、家のことと子供のこと。そういう時間で動いている。
いつもはだいたい週3日くらいは家のひとの協力のもと宿のシフト(朝2回、夜1回)に入るのだけれど、こうしてまったくシフトに入らない10日を過ごすなかで、事務作業ができる時間が確保されて、良い面が見えてきた。
うちのような小さな宿だとどうしても宿主が現場に立つというのがデフォルトになっているし、(入れ替わり立ち替わりのアルバイトスタッフではなく、ここに行けば○○さんがいるという安心感から)それが小さな宿の良き点でもある。また自分が入ることでその分人件費を削減でき経営的に負担が減る。現場に立たなければゲストのニーズもわからず、舵取りが難しくなる。そういう諸々はあるのだけれども、それをちょっと横に置かせてもらえるとすれば、事務作業として考える時間が十分にあるということは、今後の道を広げてゆくには必要なことだと再認識。いつもは予約処理や確定申告など書類の作成のような実質的な事務処理でタイムアップしていたが、この数日はそれに加えてイベントの企画や準備、オリジナル商品の販路拡大や、物販コーナーのリニューアル、経費の無駄を見出したり、そして家のこともいろいろとできるようになった。
子育てと現場と舵取り、この3つをバランスよくやってゆくにはどうしたらいいんだろう。まだまだ模索中です。
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