悲喜交々1 開催しました
個人事業主の悲喜交々 vol.1「これからどう宿を育ててゆく?」というイベントを開催しました。
大型のホステルが増え、価格競争も本格的になってくるなかで、それでもやっぱり暖かく丁寧にバックパッカーたちを受け入れる小さなゲストハウスをやりたいという人は多い。細く長く続けてゆくにはどういう舵取りが必要なのか。悩みながら、揺れながら、それでも現場に立つ宿屋の主から話を聞きます。
ということで、トークゲストは気づけば知り合って17年になる、飛騨高山ゲストハウスとまる・とまろっとホステルの店主、横関真吾さんをお招きしました。
ありがたいことに満員御礼でスタッフ含み18人でスタート。参加してくださった中には現役宿主も多く、みんな続けるということに真剣に向き合っている方々。
第一部はその場にいたかたの自己紹介で終了。というのも、個人的に、同じ空間に知らない人が存在するというのはあまり好きではなくって。スタッフも含み、どういう思いでこの場所にいるのかをまずはシェアしたかった(ただ、反省点としてはちょっと長かったかも…昨年やった際は一人2分くらいを想定していたら、なんだかんだみんな5分くらい喋ってくださって完全にタイムアップしたので、今回は4分をイメージしたんですが…時間配分難しいな)
第二部は真吾さんの自己紹介、高山の紹介、続けるなかで真吾さんがとった「2店舗目」という選択、その理由と今思うことなどを話してもらいました。
第三部は参加者の方に質問、感想を付箋に書いていただき、それをひとつずつみんなで話し合ってゆくような時間に。
出てきた質問としては、
・家族との時間はどう作っていますか
・SNSってどう使っていますか
・ゲストハウス以外に商いをするとすれば何?
・コロナとかノロとかベッドバグなどの対策は?
・宿の売りってなんですか?
・どんな生活を目指しています?
・今後の宿の形っでどうなってゆく?
・どんなゲストハウスが生き残ってゆく?
・これやってよかった、というサービスは?
・安さを売りにする競合とはどう共存するか
・競合する同業社からの嫌がらせってあります?
・きて欲しくないというお客はいました?
・今まで最大のピンチは?
・スタッフはどんなひとたちが働いているの?
・同じ宿をリピートする理由は?
・どこの国からのゲストが多い?
・カフェではどんなメニューを?
・オープン当初のモチベーションを保てていますか?
・二店経営するとゲストとの親密度が減って、楽しさ半減しませんか?
などなど。簡単に答えられるものもあれば、手をつけがたいビッグテーマもあり。「どんなゲストハウスが生き残ってゆく?」なんていうテーマは誰も答えを知らないけれど、でもそれぞれ理想や思うことはあって。それを真剣に考える時間というのはいいものですね。
ちなみに私の理想は、まずはお客さんが何を必要としているかをきちんとリサーチする。そこに自分たちがやりたいこと、できることが引っかかるのであれば、それをきちんと売りにすること、その売りに対してきちんと対価をいただけるクオリティまで持ってゆくこと、という感じでしょうか。値下げではなく、気持ちよく払ってもらえるクオリティを目指して行きたいです。
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