#今日の善光寺さん

 善光寺さんは創建以来、何度も再建されていますが、現在の本堂は1707年(宝永四年)に建てられたもの。国宝建造物の中で東日本最大、檜皮葺(ひわだぶき)建造物の中では日本最大規模、だそう。

 自宅から1166バックパッカーズへ歩くと10分程度。最短コースを行こうとすると善光寺さんの境内を通ることになります。ということで、だいたい朝の8:30〜9:00ころに撮った写真を、今日の善光寺さんとして、ときどきSNSにあげています。

 1166バックパッカーズに泊まる方々もほとんどの方が善光寺さんに参拝にゆく。なかでも天台宗と浄土宗それぞれの住職と各宿坊の住職が毎朝本堂に集まって行うお朝事(あさじ)を目当てに泊まる方も多い。

 余談だが、参拝にゆくのは日本人だけでない。欧米から来たゲストも熱心。なので我々もチェックインの際に参拝の仕方やお朝事の流れを英語で説明せざるを得ない。日本語でも難しい案内を、さらに英語で…というのはハードルも高いので、あらかじめ透明下敷きに英語で説明書きをして、1166バックパッカーズのオリジナルマップに重ねる…なんていうアナログな手法もとっている(地図の内容が少し古いがご勘弁)。

 本堂まで近いというのは、1166バックパッカーズに、善光寺門前に宿泊するひとつの利点である。お朝事の時間は日に1分ずつ変わる。夏は早く、冬は遅い。詳細は善光寺さんの公式サイトを見ていただきたいが、例えば明日(9月6日)は5:46から。その場合、逆算すると1166バックパッカーズを5:30には出たい。起きて着替えて顔を洗ってくらいであれば、5:15に起きてもなんとかなるかもしれない。加えて心強いのが旅のなかまが同宿していること。朝起きて顔を洗っていたら、「あらあなたもお朝事に?」「ではご一緒に…」なんてことも日常的。次の長野市旅行の際はぜひお朝事もお忘れなく。

 そしてまたまた余談だが、善光寺さんと株式会社日本旅行は強いつながりを持っている。明治41(1908)年、日本旅行の創業者・南新助氏が日本初、国鉄貸切臨時列車による善光寺参拝団を企画。これが日本の団体旅行の始まりだったのだとか。日本旅行のサイトによると、900名が参加し、江ノ島・東京・日光・善光寺を巡る7日間のツアーが開催されて、旅行代金は12円80銭だったんですって。今から113年前のお話でした。

https://1166bp.com/

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