「お金をいただく、支払う、ということ」

節分が124年ぶりに日付が変わったんでしたね。そんな昨夜、オンラインで有料のトークイベントを行いました。

宿のラウンジで有料のイベントは多々やってきましたが、オンラインで有料というのははじめて。どのようにやれば、ゲストハウスらしさがあり、そして参加してくださった方の満足感が得られるか、今回は実験的な試みでした。

宿泊料でももちろんそうですが、誰かからお金をいただくというのはとっても難しいことです。いただくという行為が難しいというよりも、いただいたお金の以上に満足していただける内容を提供できているか、という部分において。リピートしていただくにはここが重要。

クラウドファウンディングというシステムが苦手です。その理由はDMで「クラファン始めたのでシェアしてください」というようなのが届く度に、ダイレクトにお金を催促されているような気がしてしまい、逃げ場がなく答えに詰まるから。だから、クラファンは苦手、ずっとそう思ってきた。

しかしながら、はて…と。そのDMが届くことへの苦手意識は今もあるけれど、私自身は誰かにお金を支払う際に少なからず「クラファン的思考」は持っているようにも思える。例えばコーヒー1杯を飲むとき、自分がコーヒーを飲みたいというのはもちろんだけれども、「このお店のことが好きだから」や「このお店に続いて欲しい」そういう思いが根底にある。誰かにプレゼントを送る時、「どうせだったら知り合いのお店で買おう」と思う。毎度ではないにしろ、少しばかりのエールを乗せて支払えたとき、すっきりする。

お金をいただく側からお金の話というのはなかなかしづらいものだけれども、支払った側はお金の話はもっとしづらいかもしれない。(余談だけれど、昔会社で働いていたときに、給与が振り込まれていても特に社長に感謝の意は伝えていなかった。社長とはしょっちゅう顔を会わせてていたのに。今、給与を払う立場になってみてはじめて、あの時「今月もありがとうございました〜!今月も頑張って働きますね〜」と軽いタッチでも毎月社長に伝えるべきだったよなと思うようになった。)昨夜のオンラインイベントでは参加費としてひとり1200円をいただいた。内訳としては、500円*人数が1166bpに。同じく500円*人数がトークゲストに。残り200円はシステムの決済手数料に。みなさんが働いて得た大切なお金を投じてくださり、有難い限りです。また参加したい、そう思っていただける内容にどんどんバージョンアップしてゆきたい。

次回のオンラインイベントもすでに日時が決定しています。またここで告知させてもらいます。

飯室でした。

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