「30%のこと」

 どのくらいの人たちが、目の前のことに対して「やりきった感」や「やりきっている感」を持っているのだろう。

 このコロナ禍中の宿泊業はかなり厳しい状況ではあるものの、もともと事務作業というか、(ない)頭を使う(いや、使っている振りをする)ことや、妄想をすること、パソコンでの作業も苦にならないタイプなので、「今だからやれること」「今こそやりたいこと」が山積している。

例えば、今の私のタスクリストには

◉Tシャツのデザイン

◉メルマガの配信

◉WEBサイトの英語版を作り直す

◉イベントいろいろ

◉インタビュー記事のアップ

◉雇用、労働保険の手続き

◉他宿の運営のお手伝い

◉前売券の諸々

◉福袋の販売

◉スタッフ研修旅行のアレコレ

 あげ出したらきりがない。まだまだある。どれも「やるべきことか」はわからないけれど、「やりたいこと」ではある。うん、積極的にやりたいことで、できることなら眠らずにやり続けたいくらい仕事は楽しい…が、もちろん全てをできるわけではなく、実感としては30%くらいしかできていない。70%を残している。

 そして、家のこともある。お迎えはクラスで1番早いチームに属してはいるものの週6で保育園に行ってもらっているし(幸い自らすすんで行ってくれている)、お世辞にも家が片付いているとは言い難い。毎食作っていると言えど、時間に追われて「最短で作れるもの」が並ぶ。お、これ、この間も出たメニューだな、なんて。だからこっちもやりたいことの50%くらい、というところだろうか。

 目の前のタスクリストをスピーディに(かつ楽しみながら)進めるが、それ以上にさらに「やりたいこと」が出てきて、これに終わりはない。

 ちょっと長くなってしまいました。

 何が言いたいかというと、みんなはどうなんだろう…そんなことを思っていたときに、ある人がFB上で

" 思いついたことをすべてやっていたら、時間が足りない、間に合わない、はじめても深まらない、家族の時間も大切、と考えるようになってきました"

 と書いておられて、あぁ、あなたもでしたか、そうですか、と勝手に同志を見つけた気持ちになりました。身体が自然と年を重ねてゆくのと同時に、時間の使い方も変わってゆく、変えてゆくタイミングが来ているのかもしれない。

 そんなことを考えている土曜の朝です。

 飯室でした

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