ゲストと年越し

この3年はスタッフに任せていた年越し勤務ですが、今年は帰省しなかったのもあり年越しを宿で過ごせました。ベッドを間引き、大晦日の夜の宿は8名が宿泊。なかにはここのところ毎年1166バックパッカーズで年越ししてくださっている方々も。感謝…。

夜は持ち寄りで夕食。そのあとは例年通り振る舞いのミニサイズの年越しそば。いつもは龍樹院さんにお邪魔して年越しさせていただいていましたが、今年は宿であたふたしながらカウントダウン。新年を迎えてから参拝へ。外に出るとしんしんと雪が振り、この雪だけでテンション上がる〜!という方おり、在日のアメリカからのゲストたちは「この、ゴーン、ゴーンという音は何?」と言い、在日のカナダ人くんは「寺はお辞儀で、神社は2回お辞儀して、2回手を打って…」ととっても詳しい!

いつもは混雑なので各自でゆく善光寺さんですが、今年は外に出たところ穏やかな雰囲気。ちょっと様子見で善光寺さんまで行ってみたところ待ち時間は全くなしでお参りさせていただきました。寒い中、たくさんの警備さんたちがいらっしゃって、感謝。

善光寺さん、西宮神社さん、武井神社さん、田面稲荷さん、秋葉神社さんという順に夜の町の静けさと、音を立てずに降る雪と、神社にてゴーゴーと燃える火の熱さ。コロナ禍中ということもあり、どこか一箇所お参りして戻ろうかと今年は考えていましたが、足を伸ばせばそこで待ってくださっている地域の方々がいらっしゃって、「ありがとうございます」なんて声をかけてくださって。いやいや、こんな寒い中、火を焚いてくださり、みかんもいただいちゃって、こちらこそありがとうございます…という感じです。

それにしてもラウンジの机をぐるりと旅人が集い、日本語と英語が入り混じる。わかる人がわからない人に通訳し、わからないなりに一緒に笑ったり、一緒に食事をとったり。それはゲストハウスでは当たり前の光景でしたが、このコロナでその日常が一変しました。これからどうなるのだろうと長いトンネルで思ったりもしますが、一方でそれでもリアルな場は必要とされ続けると思いますし、その場を自分たちなりに編集して続けてゆきたいと思っています。

2021年もどうぞよろしくお願いいたします。

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