3650日

 小さいころから運動会とか遠足とか、そういう日が苦手だった。「いつもと違う」ということに緊張するから。

だから毎年1166バックパッカーズ誕生月の10月はそわそわしながら過ごす。今年はコロナ禍中というのもあり、「周年祭はやらない」と決めているんだけれど、「本当に何もやらなくていいのかしら…」なんて、"やらない"という事実にまでそわそわする。

 とくに今年は10年という節目。思い返せばいろんなスタッフが関わってくれた。10年をパツンパツンと年単位で切り取ったとき、「この1年のことはまるっと」ときには「33年まるっと」知ってくれているスタッフがいる。でも、当たり前だけれど、この10年、全てを知っているのは自分だけだから、そういう意味では何かきちんとアウトプットしたいとも思う。それは自己満足ではなく、当初私が想像していたところをはるかに超え、たくさんの出会いがここにあり、その何人かのひとにとってはたぶん心地よい時間が流れていたと思う。そういう、ここに泊まって、ここを好きになってくれたひとをリスペクトするという意味で、何かアウトプットしたい、と、いま急に思った(ので、いつかそういうことをやってみよう)。

 2020年、開業10年という節目の年、自分は40才になり、宿はそのまま営業するとして、何か新しいことを始めたいなと豊富を語ったお正月。その後すぐにまさかこんなコロナ禍中になるだなんて。結局、新しいことは始められていないような、いるような。でも小さいころから、興味があることは全く変わっていなくって。今も昔も「作る」ということに興味がある。それは「場」を作ることなのかもしれないし、もっと具体的な物を作ることなのかもしれない。

 20代半ばのころは「文章がかければ旅をしながら生きていけるのでは?」と思って編集の仕事をかじり、カメラの仕事も(小指の爪の先くらいだけれども)かじらせてもらった。デザインができたら旅しながら(まぁ、今で言うリモートか)食べて行けるのではないか、と思っていた時期もある。場を作るという意味では、ファシリテートという言葉を知るもっと前、学生時代のアルバイトのころから新しいバイトが入る度にみんなが心地よく過ごせるにはどうしたらいいのか興味があった。その延長線で話しを聞くことに興味がでて、インタビューの教室というものに通ったこともあった。

 自分というのは、意外と何年経っても根本は変わらないものだな、なんて。だから何かを始めるのに、今より早い時はない、なんていうんですね。さて、これからの10年をどう生きてゆこう。

 それはちょっと横においておいて…

周りのたくさんの人に助けられながら初めてのゲストをお迎えし3650日経ちました。この1日1日の出会いに感謝です。

 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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