4月は休館日も作ります

 1166バックパッカーズを開業して半年で東日本大震災・栄村の地震が発生して、その時もどんよりした自粛ムードが漂っていて、宿泊業としては苦労しました。コロナ騒動の当初は、今回もそんな感じかなぁと思って、「売り方」をいろんな角度からやってみました。オンラインショップはいいとして、学生さんにフィーチャーした春の学割や、ご近所さんの宿泊など。やりながら、「これでいいのだろうか」って思いながらやっていましたが、正直なところいつまで続くかわからない闇の中でのできることをやって売上確保をしなければという思いの方が強かった。

 ただこの数日で東京での感染者が爆発的に増えて、大きく方向転換する必要を感じました。というのも1166バックパッカーズの日本人宿泊者の半数が東京から。東京で感染が拡大しているなか宿を開け続けるというのは、東京に向かって「泊まりにきていいですよ」もしくは「是非是非お越しください」と言っているのと同じだなと。気づかず保菌している人を受け入れ、同室に泊まっていた人やスタッフが感染し、近所の人も感染し…という流れを考えると、閉める方向でどれだけ支出を抑えて収入を作るかを考えるべきだなと思いを改めました。

 既存の予約に関しては、貸切予約になっているグループはそのままにして(その日は他の部屋に新規の予約を取らず)、相部屋になっている日はゲストにいらっしゃる地域、滞在中の過ごし方、交通などを一件一件ヒアリングした上で不要不急の外出であれば見直していただこうと思っています。本当は大きな声で「ようこそようこそ!」と言いたいのですが、お名前を見ていると多くがリピータのゲストゆえに、これからも長いお付き合いができることを期待して、今はこのやり方理解をしていただきたく。ただ一方で急を要する予約も存在しています。引越しだとか、仕事でどうしてもだとか、今日のようなドカ雪で帰れない、のような。そういう方への受け入れは必要になってきそうなので、スタッフの勤務時間を減らしながら対応してゆくつもりです。

 正直なところ、去年より随分数字は悪く、日によって沈みが大きい1ヶ月でしたが、それでもその少しの収入でスタッフに給与を払い、家賃も払えていました。自分の収入や内部留保には繋がらないけれど、閉めてしまうよりは全然ましで。でもここからは話が違うかな、と。

 私の判断が迷走していて、かつ急を要する話ゆえにひとりひとりのスタッフとゆっくり話し合いをする時間が取れていませんが、スタッフが経済的に疲弊しないように、そしてスタッフが感染しないように、というのも大切に舵取りしてゆきます。

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