「雲の切れ目の晴れ間」

コロナ禍中、相部屋の使い方を考えています。他所のお宿では相部屋はめっぽう入らなくなって、個室の需要はある、なんて話を聞いたりもします。お泊まりの方にいろんな思いがあると思います。

1166バックパッカーズの場合は、意外にも(いや、でももともとのお客さんの層がひとり旅の方が多いし、ひとり旅の方の方が旅をしやすい状況なのかもしれないな、なんて思うと意外でもなんでもないんだけれども)相部屋の需要は相対的に見るとちゃんとある。ポツリポツリとベッドを離しながらでも数名は泊まってくださる。だからこれを「相部屋をやめて個室として使ってください!」とは言っちゃうと、少ないながらに相部屋希望の方をお断りせざるを得ない日も出てきてしまう。せっかく、このタイミングで1166バックパッカーズに泊まりたいと言ってくださっているのに、だ。

このコロナ禍で1ヶ月ほどやってみて、「問い合わせを断らず、でも密すぎないちょうどいい塩梅だな」、と思う数が見えてきましたので、当面はこうしてみます。

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<コロナ禍中の相部屋におけるお部屋割りについて>

1) 男女混合相部屋(通常8ベッド)

→ 最大4名で利用

*大部屋ですが襖で2室に簡易的に仕切れます。2名グループでも使いやすいお部屋です

2) 女性専用相部屋(通常4ベッド)

→ 最大2名で利用(グループの場合は貸切で最大4名まで可能)

3) 個室

→ 通常期と変わらず1~ 3名でご利用ください

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最大の稼働が今までの半分になるというのは、経営的に見ると結構大変。でも、前回の投稿でも書いたけれども、お金を度外視すると(いや、しちゃいけないんだけれども)けっこう心地よい。そしてスタッフが状況を見てとてもよくやってくれている。ただ単に時間で働いているわけではなく、お客さんの動向を見て「今日は繰り上げで上がりますね」とか「今日は出勤のスタート時間ちょっと遅らせますね」とか良い判断をしてくれる。(時短した部分は雇調金で補填できるのかな、なんて調べています)。頑張っているスタッフが生活に困らないようにしたい。

連休中に再開することを決めたとき、それは、真っ暗なトンネルを出ることだと思っていた。加速。トンネルの先には希望のまばゆい光が燦々と指しているような気がしていた。しかしながら実際のところはトンネルを出た光景は、思った以上に曇天。でも雲の切れ目から少し晴れ間が見える。その晴れ間が久々で気持ち良いから嫌いではない。この微妙な天気と上手く付き合いながら、これから走ってゆくのかもしれない。

飯室でした

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