繁忙日の予約受付はこうしてみた
バックパッカーやひとり旅をターゲットにしているうちの宿では数ヶ月も先の予約をする人は少ないし、したところで取り消しになる可能性が高い。だから1166バックパッカーズでは先3ヶ月を月単位で受け付けています。例えば、2月1日の今は、2月・3月・4月末日までの宿泊を受付。3月1日になれば、3月・4月・5月末日までの受付。
2月になりましたので、今日から4月の宿泊予約の受付開始。
ただ、この2月1日というのは毎年ちょっとドキドキする日付であります。というのも、4月には長野マラソンが開催されるから。長野マラソンはランナーとして参加権を得るのも大変そうですが、その後の宿の争奪戦がすごいようです。長野市内で宿が取れずに上田や千曲、飯綱に泊まって参加されるかたも多々。そんな状況のなか、1166バックパッカーズもいろいろと学びました。みなさんが無事に、希望のところに泊まれますように!という願いを持ちつつ、宿側としても無駄に空きベッドを作らずに1166バックパッカーズを目指して泊まってくれるひとにきちんと部屋を用意するにはどうしたらいいか、という話。
1 遠方の宿を「とりあえず」で抑えているランナーは近場の宿に取消が出たらそっちに流れる。本当はビジホでひとりで泊まりたいひとが「とりあえず」でゲストハウスの相部屋を抑えている場合も同様。
→2月1日になるまで予約は取らない。2月を待たずの問い合わせは多いが、「うちは小さい宿だし、すぐにいっぱいになりすですから、2月1日まで引き続き別の宿も調べ続けてくださいね」とアナウンスし続ける。
2 そうは言っても直前キャンセルが多く、当日に空室ができてしまうことがある。
→ 新たな依頼を断り続けて、当日に結局空ベッド…というのは本当に悲しい。ということで細かいやりとりも多いために予約は公式ホームページのみで受付、そして前金制をとるようにしました。
3 海外からのランナーは宿争奪戦になることを知らず、日本人以上に苦労している
→ 英語でも発信する。1166バックパッカーズが満室の場合でも空いていそうなところを(メールやチャットなどで)一緒に探してあげる。
4 ゲストハウスや1166バックパッカーズを好んで予約してくれるランナーもいる
→3年前から、炭水化物多めのケータリングを用意して、マラソン前夜の交流会を開催しだしました。初めてのマラソン、初めてのゲストハウス、そういう人たちが経験者たちと交流できる場。毎年スタートはぎこちないですが、そのうちいい感じに馴染んでくるようです。これがあるから、毎年来てくれるランナーもいるような気がします。
こういうシステムにして以来、いい流れができてきたように思います(と言いつつも、最終的に空室を作ってしまわないかドキドキしてはいます)。
ちなみに、聞いた話では長野マラソン当日は宿の値段がいつもより3倍近く跳ね上がっている宿もあるんですって…。需要と共有のバランス…難しいですね。
そんなこんなで長野マラソン前夜の宿泊も受付開始しました。0時になった途端にダダダダダーっと予約が入りましたが、まだ少し空きがあります。今年も楽しい出会いがありますように。
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