宿屋の裏の仕事

 みなさんは宿屋の仕事というと何を思い浮かべるだろう。チェックインや観光案内、チェックアウトに清掃。そういったところが多いかもしれない。しかしそれは重要ながら表面的なもので、表にはなかなか見えてこない仕事というのが多々存在する。それは私が飲食店の仕事を考えたときに、裏の仕事まで想像し得ないのと同様に。ということで、今日は1166バックパッカーズの仕事の裏の部分を解説したいと思う。

●予約管理

予約が入らないことにはチェックインもない。予約成立のチャネルとしてはOTA(ネット上の予約サイト)経由や自社のHP、電話、最近ではフェイスブックやラインなどSNS経由というのも多い。ゲストから事前に観光地の情報を聞かれたり、泊まったゲストからの口コミに返信したり、その整備とゲストとのやりとりもある。各ゲストから事前のやりとりが始まりSNS経由で乱れ打ち、な日もある。

●経理

日々の清算に加えて、スタッフの給与、雇用保険、労災、住民税の計算。今時期は確定申告の書類作成も。

●人事

年に2度ほど新スタッフを採用している。応募は数より質。潜在的に1166バックパッカーズと相性がよい人のところに届く努力をし、面談を行う。試用期間は基本的に私と入れるように調整する(人件費がダブルで発生するのをできるだけ避けたい)。

●企画

集客よりも続けることに意味があると考える「移住よもやま話」や「朝ごはん会」など毎月恒例イベントのほかに、ゲストをお呼びし宿を貸し切りにして行う少し手間のかかるイベントも年に数回開催する。

●広報

ホームページの作成、SNS、ブログでの情報発信、取材対応

●販売

オリジナル商品の作成・管理、卸先とのやりとり、宿の販売コーナーのアップデートなど

●その他

各観光地の旬な情報を収集したり、ときどき執筆をしたり、ときどきイベントに登壇したり、町歩きの案内人をしたり。消耗品の買い出しや、館内のメンテナンス、これもれっきとした仕事。

 ということで、これが宿泊に繋がることを期待して、今日も裏の仕事を頑張るのだ。

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