昔の聞き疲れた日々とインタビューの話
「聞く」ということに興味を持ち始めたのはゲストハウスを開業してすぐのころでした。ただその頃の興味というのは、どちらかというとネガティブなものだったと記憶しています。今だから言える話ではありますが、当時はスタッフもおらずに毎日一人で営業していたため、日々新しくいらっしゃるお客様と接する中で、少し人疲れをしていました。聞き疲れ、というのでしょうか。お客様と接している時間はアドレナリンがでていたのか、楽しい時間を過ごしてはいたのですが、時間差であとからどっと疲れが出るというのか。まぁ、そういう環境のなかで「聞き続ける」にはどこにモチベーションを持っていけばいいのだろう…と少し考え始めて。
そういう思いを抱えながら営業していた2013年の夏、働き方研究家として著書も多い西村佳哲さんの「インタビューのワークショップ」に参加しました。西村さんの行うインタビューのワークショップは5泊6日、別所温泉近くの施設にて開催されました。その時の詳細は割愛しますが、その際に「聞くには、興味を持つしかない」というようなことを言われたように記憶しています。
その後その言葉の深層は理解できていなかったのですが、一緒に働いてくれるスタッフができ、自分のなかでゆとりができたころに、その言葉の意味がわかってきたように思います。
この数年は、話すことよりも聞くことが楽しいなぁ、もっと聞きたいなぁ、という気持ちで過ごしています。話すというのは、ある程度自分で予測がついていますが(そりゃそうですよね、自分で話すんですもの)聞くというのは予想外の連続で。
数年前にヤマとカワ珈琲店の店主・川下さんのインタビューを個人的に依頼して、自分のnoteに掲載していたんですが、それを見てくださったかたから「季刊誌でインタビューやらない?」と声をかけていただき、紙面のターゲット層でかつ自分が話を聞いてみたいと思った、ch.books CAFEの店主・滝澤愛さんに話をうかがってきました。
(素人にも関わらず)やりたいと思うことを依頼してもらえることのありがたいことったら。本当に、有難いです。
ということで、長野で暮らす・働く女性たちが、ともに学びや刺激を与えあう仲間を見つけて繋がっていくためのフリーペーパー『Biotope』が創刊となりました。配布は長野市各所及び、12月11日から首都圏でもスタートするそうです。長野県外の方にも手にとっていただければ嬉しいです。
〈東京〉
三省堂書店 池袋本店
三省堂書店 神保町本店
三省堂書店 アトレ秋葉原1
三省堂書店 有楽町店
三省堂書店 東京ソラマチ店
三省堂書店 下北沢店
〈神奈川・千葉・埼玉〉
三省堂書店 そごう千葉店
三省堂書店 大宮店
三省堂書店 海老名店
三省堂書店 新横浜店
飯室でした。
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